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Sさんの母乳育児体験談:断乳扁
あんなにおっぱいを拒否していた娘も、母乳を飲んですくすくと成長。娘にとって母乳は、精神面での栄養剤のようなものだったのかもしれません。1歳を過ぎてから、何度か「おっぱいバイバイできるかな?」と言ってみたところ、その言葉で不安になったらしく、わざと吐いたり食事を拒否したり、私から離れなくなったりと、辛い思いをさせてしまったようでした。断乳は焦らず、娘の成長を見て自立できるようになった頃にしようと決めました。
2歳4ヶ月になった平成15年夏頃より、急に食事への興味が出てきて、オムツも取れ始め、何でも「自分でやる」と言い出し、自立の道を歩き始めました。と同時に、頻繁に求めていた授乳が徐々に減り始めました。今が断乳の時期かなと思ったのは、2歳7ヶ月の時。ある日、「おっぱい痛いからもう終わり。バイバイね。」と話して短時間で授乳を済ませました。以前なら嫌がり吐いてしまうほど泣いていたのに、この時は泣いたものの間もなく落ち着き、「おっきして遊ぶ。」と離れたのです。これを機に断乳することにしました。ところが3日目。搾乳していたところ、「クンクン」と近づき、あっという間に吸い付いてしまったのです。やはりきちんと話すべきなのだと思い、「今までいっぱい飲んでくれてありがとう。嬉しかった。みーちゃんは自分でごはん食べることができるようになったし、トイレにも行ける。何でも自分でできるようになって、いつの間にかお姉ちゃんになっていたね。赤ちゃんバイバイだね。おっぱいもバイバイだね。できるかな?」と言ったところ、「うん、できる。」と言ってくれたのです。娘の一番安らかな顔は、おっぱいを飲んでいる時に見せる顔。大好きでした。辛かったことも楽しかったことも、沢山あった二人のおっぱい生活を思い出し、涙が止まりませんでした。「美味しかった。おっぱいバイバーイ!」と言っておっぱいに手を振り、娘は満足な顔をしていました。その言葉を聞いて、母乳育児をして本当に良かったと心から思いました。
その後、娘がおっぱいに口をつけることは一度もなく、夜泣きもピタリと止まりました。自立心も強くなり、「〜しないもん」「ダメ、イヤ!」等、反抗することも多くなりました。あまりの変化に、今までのこと忘れたの?と寂しくもあり、娘について行くのがやっとの毎日。身も心もどんどん大きく成長しているようです。
おっぱい生活は、2人の大切な宝物となりました。お互いの人生のうちで、この2年7ヶ月はほんの一瞬のことでしょうが、掛け替えのない、ステキな年月だったと思います。生まれて間もない頃の、あの苦しかった時期を2人で乗り越えたからこそ、この子が自立の道を歩み始めるまでの間、楽しく母乳育児を続けることができたのだと思いました。いつもそばで何も言わず、おっぱい生活を見守っていてくれた主人へ、ありがとう。そして、大キライだったお母さんのおっぱいを、頑張って吸ってくれた娘。いつの間にか「みーちゃん、おっぱい1番大好きなの!」と言うようになってくれて、ありがとう。あなたのお陰で、今のお母さんはいっぱい自信がつきました。いろいろなことを教えてもらいました。とても幸せです。これからも力を合わせて、いろんなことを乗り越えて行こうね!
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